
さて、あなたの周りに、起業したママって居ますか?
身近に、あなたがやりたい事を経験した人、先を行く人が居ると、
情報も掴みやすく、自分のイメージも、より鮮明になるものです。
と、言う事で
先輩ママに、働き方について、色々聞いてみよう♪
インタビューシリーズでお届けします!
第1回目のゲストママは、ネイルサロン経営者のAyuさんです!

共にネイリストであるママさんと共同経営しながら、現在まで、家事育児と仕事を両立させてきたパワフルウーマン。
ネイル愛がたっぷり詰まったデザインは、若い方~ママ層まで、幅広く支持され、その前向きな姿勢で新技術の勉強も惜しまない。
家に帰ると、ちょっとうっかりママで、実は、子供たちやご主人に心配される事も多いという意外な一面も。
★目次
ママにとって、起業のきっかけとは?

その時の想い、キッカケになるエピソードがあれば、教えて下さい。

でも、働き出したらお給料は安く、ビックリするような時給で…
技術職なのになんで?って思いながらも…ネイルが好きだし、お客様が喜んでくれるのは嬉しくて!
ただ、何人やっても貰える金額はずっと同じ。
ネイリストになるまでも、なってからもお金はかかる。
自分でサロンをやれば、やっただけ儲けが出るし…
子供との時間も取りやすい、休みも自由に・・・と考えるようになり、
そんな時、同じ考えをもつ同僚がいて、
働き方が似てるっていうのと、絶対に休まないという安心感のある同僚だったので、やろうと決意しました!

そこで、同僚の方と出会った。
それが、一歩踏み出すターニングポイントにも見えますね。
正直、現状の不満、未来への野望があったとしても、1歩動き出すキッカケって必要だと思います。
私は一人でのスタートでしたが、相棒が居たら加速しそうですよね!
1歩踏み出してみて、いざ起業となると、何が大変でしたか?

いざ起業となると、やっぱり不安もありました。
だけど、前に進むしかない。
雇われの身だったら、ネイルを施すにも、限られたデザインや時間なんですね。
自分でやった先は、制限のないデザインが作れる!時間も雇われの時とは違い余裕がある。
やっぱり、やりがいがありました。
私の場合は、共同経営なので、相手の方と、考え方の違いが生じる事もありました。
そこは、私だけじゃなく、お互い苦しい思いをして来たと思います。
でもそれは、初めから想定していた事で、楽しい事ばかりじゃないし…
と、頭ではわかっていても、モヤモヤするような事もあったり。
だけど、今の相方だからやって来れたと思うし、感謝の部分も沢山あります。
好きな事を仕事にするって、こんなにありがたい事はない♪

共同経営の強みも、意見の食い違った時の悩みも、どちらも経験されたわけですね。
やっぱり、いざ経営者となると、仕事の遣り甲斐は無限に拡大しますよね。
もちろん、全て自分に返ってくる責任も負いますが、達成感や充実感は、雇用されている時には味わえないものだと思います。
そして、雇用されていようと、起業しようと、もちろんぶつかる障壁も悩みもゼロでは無い。
でも好きだから、ここまで続けてこれた、そういう想いを感じます!
Ayuさんのように“好きな事を仕事にしたいけど、起業に踏み切れない”と悩むママ達に、何かアドバイスをするとしたら?

アドバイスをするとしたら、、、やる前から諦めない!
の一言ですかね(笑)
私なんかにはムリ…(´._.`)と思っている人がほとんどかもしれません。
でも、私も2児の母です!
子供が小さいからなぁ…と最初から諦めないでほしい。
資金もゼロから初めたので、不安もすっごくありましたが、
今では毎月来てくれるお客様も増え、好きなネイルを仕事にし、
お客様の笑顔を見ながら楽しくお仕事ができています!
起業してみてどうなった?


それをどうこう、わざわざ子どもから言われた事は無いんですが(笑)
この時間の使い方は、雇われていた時の立場では決して味わえなかった事。
例えば、学校行事にもたくさん参加できるようになったし、関われる時間が増えた事は、親子共に価値のあるものですね~。

そこに悩むママ、それを望むママは、多いと思います。
決められた拘束時間があり、その中でどれだけ仕事を頑張ってやっても、さほど収入は伸びない。
だったら起業は、あらゆる面でチャンスじゃないか?私も、そう考えていましたね。
他に、起業してから、得したな~と感じる事ってありますか?

やりたいアートデザインを考案したり、お客様に提供するメニューを決める事も本当に楽しい。
結果、仕事にもやりがいが生まれ、相乗効果で、プライベートも充実したと感じます。

ネイルを愛する気持ちが、聞いていてもこちらまで伝わって来ます!
起業に向いているママ、向いていないママ

例えばAyuさんから見て、起業に向く人、向かない人の特徴はあると思いますか?

やっぱり自己責任が大きくついてくるので、、、自分の代わりは居ないですからね。
そういった責任をちゃんと自覚する事ができないと駄目ですよね。

でも、会社務めだったとしても、例えば、休めないし変わりはいない、っていう環境の場合も、存分にあるじゃないですか。
子どもの場合は、熱出したら学校を休ませますけど、
大人は、解熱剤使ったり点滴打ったりしながら、仕事いくこともありますよね


雇われててもそうなんだし、だったら、無理をした分も、ちゃんと開花する世界で、無理しようよ、って私は思うんですよ。
あ、無理を勧めるわけじゃないですけどね(笑)



あと、お金が全てじゃないけど、稼ごうという意識が無いと、馬力みたいなものも、うまれないと思います。

私も、起業のご相談を受ける際、話してみると、めっちゃしっかり計画されているし、たくさん悩んでいらっしゃるんだな、って感心する方も多いんですけど、それって、会話して初めてわかる事であり、行動して初めて周りに変化をもたらすんですよね。


応援サポーターは絶対近くに居る

Ayuさんの場合は、いかがでしたか?

シンプルに一言。「はぁ?」でしたよ(笑)

多分、びっくりしたんでしょうね、Ayuさんは日頃から考えていた事でも、旦那さんからすれば、初めて耳にした響き。

心配されて・・・とにかく心配された。
もちろん、理解を得たかったので、説得を試みました。
だんだんと、サロンオープンの話は進み、その間もずっと、心配そうでしたが、
最終的に背中を押してくれたのは、主人でした。

思うんですよ、反論って言うか、それって心配だからこそ、ですよね。
最終的に、自分の想いが伝われば、家族はみんな協力的だと思います。

オープンして、はじめての予約が入った時は、飛び上がるほど嬉しかったんですが
その事に、主人も一緒になって喜んでくれました。
今もそのお客さまには、続けてご来店頂けています。

ご主人は、単純に、お客様が来た事だけじゃなく、
仕事が順調に前に進んで、喜んでいる妻の姿を見て、嬉しくなったんじゃないかな~?

でも、私、家でもしょっちゅう、お客さんやネイルの事を主人に話しています(笑)

それって、ご主人に話すことが、自分の心の安定剤になってない?

私、他にも、新しいネイルデザインを考案したら、家族に見せたりするんです。
子どもたちは、だいたい褒めてくれるし、その反応もわかっているんだけど、主人の場合はどうかな?って
男なんですけどね(笑)
よく、作っては見せ、「前見たって~!」と、逃げられています(笑)

Ayuさんのお仕事を通じて拡がる世界が、お家での光景まで変えている

イマドキ世代は、男性のネイルも増えていますが、主人は普段、そんな事は言いそうにもないのに
子どもたちがやってもらってるのを見て、楽しそうに見えたんですかね(笑)
「じゃあ俺もやってみようかな?」と言い出して、足のネイルをちょこっとやってあげました。
UVライトが熱くてとってもビックリしていましたけど(笑)
驚きつつも、楽しんでくれていましたね。

近くで見ていたら、やっぱり魅力にやられちゃったのかな(笑)

なんだかんだ、今は私の仕事を、雇われていた頃より、とても身近に思ってくれていると思います。
継続は力なり

それでも続けてこられた、一番のモチベーションは何だと思いますか?

嫌だったら、起業してまでやらないし(笑)

例えば特技や趣味に、自分でこれ、と言うものが見つからなかったとしても、
楽しいと感じる事を続けていたら、めっちゃ大好きになっているだろうし、
大好きな気持ちでやり続けたら、それは凄い所に届くんじゃないかって思います。
最後に、Ayuさんの、これからのお仕事の展望も、聞かせてください。

この状況に今もとても感謝しています。欲を出せばもっと儲けたい願望もあります。

例えば、今より良いサービス、今より良い技術を、と上を目指すのであれば、
収益がキッチリ見込めないと、そういった部分の発展もできないですしね。
でも、例えば今もどこかにお勤めになっていたら、そういう儲けようって考え自体、湧いてこないと思うんですよね。
与えられた仕事に対して、自分ってこんなもんって思ってしまいそうだし、
ここまでのモチベーションで、上を目指す事はないと思います。

勤め先での、現状を守るのが大事って思いそうだし。
時給50円とか100円とか上げてもらって、喜ぶような世界。
きっと、そんな枠に収まっているような。

ちょっと燃えるかもしれませんが(笑)
基本賃金が定まったお仕事であれば、業界問わず、そんな意識になってしまいそうですね。
収入面も、時間の自由も、仕事のやりがいも、どこをとっても私自身、あらためて起業して良かったと感じる点は多いです。
Ayuさんとお話をしていても、そういったプラスの部分を感じていらっしゃる事に
凄く共感しました!

今はこうして素晴らしい環境で過ごせているので、結果に繋げるためにも、
楽しみながら、しっかり勉強してお客様の笑顔をもっともっと沢山見れる様に、頑張ってネイルを続けて行きたいです!
おまけ♪

お嬢様にもインタビューしてみたいと思います^^
「ネイルとってもいいと思う~、かっこいいと思う!」
もし、ママが何か他の仕事をしていたとしたら?
「うーん、、他の仕事より、ネイルが絶対、一番似合ってると思う!」


Nail Design:Ayu◆平面から立体まで、多様なデザインをこなす。お茶目なキャラデザインは極小サイズなのにキャラクターを完璧に再現している。
まとめ
めちゃくちや嬉しい一言を、娘さんから頂いたAyuさん。
普段、そんな事、質問してみた事も無いので、子供の気持ちが聞けて、嬉しかったとおっしゃっていました。
でも、私から見ると、こんなにも素直にお子さんが即答したのって、
お母さんのお仕事を、身近で見て、感じているからだろうなって思います。
そして、好きって言う熱が、お子様にも伝わっている。
最初こそ、不安や反対意見もあったと思いますが、今となっては良い思い出と思えるような、そんな働き方を手に入れたAyuさん。
あなたも、勇気を出して、踏み込んだ先には、こんな未来が待っているかもしれませんよ。
とにかく、始めればいいのだ。
魔法のような始め方など、存在しないのだから。
_アーノルド・ベネット(作家)


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ママビジネスプロデューサー、マユです。