
前回、ロックの描写に見られるような、原始的(プリミティブ)な刺激は、マーケティングの認知を求める時に有効な要素となるというお話を書きました。
今回は、その証拠ともいえるエピソードを。
ギネス記録をたたき出したあるニュースとは?
その裏付けとも言える、ギネス記録をたたき出した
『もっとも検索されたニュース』
いったい何か、ご存知ですか?
私も記憶するところですが、ジャネット・ジャクソンが
“うっかり”
スーパーボウルのパフォーマンス中に胸元があらわになった!と言うハプニングニュースです。
実は、ジャネットは、この翌月にニューアルバムのリリースを控えていたのです。
結果はミリオンセラーを達成。
同じく、ニュース検索もギネスに。
因果関係ゼロとは思えぬタイミングですよね…
このニュースから見えるユーザー心理
きちんと調査したデータこそありませんが、この時のアルバム購入者の中には
- これまでジャネットを知らなかった
- これまでジャネットをあまり好きじゃなかった
- これまでジャネットのアルバムは買ったことが無かった
- これまでからジャネットが嫌いだったし、今回も不快だがなぜか買ってしまった
このように、ニュースで認知されない限りは、買っていなかったろ思われるユーザー層、色々な理由の購入者が居たと思われます。
中でも気になるのは、ラストの
>・これまでからジャネットが嫌いだったし
> 今回も不快だがなぜか買ってしまった
この人たち・・・
人間心理というのは実に複雑で、「嫌い」というのは「無関心」よりも「好き」に近い反応なのです。
要するに、ジャネットのBIGニュースは、支持者以外にも大きな認知~比較影響を与える事に成功した、と、言えると思います。
・・・
さすがに、ポロリパフォーマンスは取り入れられないと思いますが 笑
“ 話題作り ”
という視点に置き換えると、面白いマーケティングができますよ!
ぜひ、考えてみて下さいね♪
ちなみに、私が好きなジャネットの曲は、ベタベタですが
『Rhythm Nation』
ですねー♪
書いてて観たくなったのでYouTubeで視聴しましたが、やっぱり、MVも超カッコいい!!
お兄ちゃんのマイケルイズムもふんだんで、今観ても色褪せない秀作だな~と思いました♪


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ロックシリーズ♪
ちょっと続きます